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タルタリーノさんの報告 【005】ファーロング博士の研究 ですから、高齢者に対してこの新しい情報時代に参加し、彼らの知恵を他と分かち合うことを勧め、その方法を教えないという手はありません。それは高齢者の心の刺激となり孤独を乗り切る手助けとなるばかりでなく、我々が21世紀に生き続けるにあたっての必要条件となることでしょう。私たちは高齢者の知識と積み上げられた知恵を知ることができるでしょう。高齢者を情報社会に引き入れ、いきいきとした心を保ってもらうことによって尊敬や賞賛を示すだけでなく、後の世代へ記録を保存し、そうする中で未来の世界を豊かにしたことになります。 そのような考えを経て、16年前にシニアネットは発足しました。シニアネット発足の端緒となったのは、1986年、サンフランシスコ大学での研究プロジェクトです。高齢者はコンピュータ技術に何の興味も抱いていない、という当時の通説についての研究でした。高齢者は新しいことを覚えられないと思われていました。フロリダやカリフォルニアの退職者居住地で、ゴルフや釣りをしたり、あるいはロッキングチェアを揺らすだけの余生を過ごす定年生活に追いやられていたのです。 この研究は、老年学者でありシニアネットの創始者であるメアリー・ファーロング氏の発案で、実は彼女の博士論文のテーマでした。彼女は20人のシニアに対して通信のできるコンピュータを使わせ、孫たちが使い方を習っているのと同じ設備類を紹介したのです。ファーロング博士の研究により、高齢者は熱心なパソコンユーザーとなり得、パソコンの技術は多種多様な面において彼らの人生に有益であるということがはっきりと示されたのです。 ![]() |
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