【simpo006】
前葉:
 分かりました。今おっしゃったお話しも含めまして、かなりこの仕組みを作る時にい ろんなことを考えたわけでございます。とにかく最大の命題はボリュームでありまし た。とにかく全国で550万人の方にIT講習を受けていただけるようお金を用意しよう ということになったわけですね。では550万人というのは国民20人にひとりなんで すけども、何なのか、ということは、これは単純な積み上げでありまして、施設能力で あります。

 つまり、全国の小中学校だとか公民館だとか市民センターだとか、そういうところを フルに使ってIT講習をやった場合に、どれだけやっていけるだろうかということになっ たわけです。そうしたところ積み上げてみたら550万人、ですから550万人分の予 算要求をしたわけであります。

 大変無茶苦茶な話でありまして、地方公共団体の努力、 私は今逆の立場になりましたから、我々がどんなに苦労してこの施策プラスアルファを 追加でやってるかということも国にも言ってるんですけども、そういうボリュームの面 も含めて、いま佐藤さんおっしゃったような木目細かな講習ができてません。それはそ の通りです。それはおっしゃる通りです。
 もっともうしあげれば、それだけのボリュームをこなさなければいけませんので、ど うしても大きな企業さんがまとめて受注をするといった、そういったケースも多かった と聞いております。これは実は国民経済的には安上がりなんですね。

 これだけのボ リュームを一気にやろうということで安上がりだと。ただ、途中段階でそういうよう な、もう少し木目細かにやったほうがいいんじゃないかということが出てきましたの で、少しその施策を転回していこうと、まずIT講習でまだ使い残しているお金を他の講 座にも使えるようにしましょう、と、そうしました。
 で、高齢者向けのコースというのを、高齢者の方によりゆっくり、そして講師のサ ポーターの数を増やして、といった講座を、市町村で工夫していただく場合にはできる 限り予算的にはみていこうと、そのようにしました。  で、かなり工夫をすでにはじめておられるところもありますし、これから来年度ます ます工夫していただけると思っています。
 IT講習についてはそういうことなんですが、さらにNPOさんがこの分野でより活動して いただけるように、私どももより工夫をしていかなければならないと考えてまして、宮 城県はご案内の通りNPO花盛りの県にしたいと浅野知事考えておりますんで、たとえ ば、税金の問題でありますとか、NPOにもうすこしきめ細かな、たとえば調査とか頼め ないだろうかとか、そういうことをいろいろNPO限定版の施策を考えているわけであり ますけども、このITも、もうすこし木目細かな施策をこれからますます考えていかなけ ればならないと考えております。
 しかし、最後になりますが、これが本当に行政が税金を使ってやることなのかどうか ということについては、もう少し、ずっとお金を突っ込んでいけばいいというものでは 無いというふうにも、一方では思っています。
 これは先ほど申しましたように、国において短期間に一気にやってしまおうということ で決まった施策でありますので、異例の十分の十、つまり全額国費、講習に参加する方 はテキスト代だけご負担くださいと、こうやったわけですけども、これはおよそ普通の 施策ではないわけでありまして、こういうやり方をどんどんやってっていいかというの は別の問題であります。これは少し議論が必要なのかもしれません。ただ、施策の方法 としては今申し上げたような形で是非、より木目細かにということで考えております。
佐藤:
 どうもありがとうございました。高齢者対策のIT講習という位置づけでいきますとで すね、やはりもうちょっとめりはりをつけるというか、発想が必要だったということを 私なんか思いますが、緑川さん、連戦連敗しちゃってる立場としては国のIT講習、どん な風にご覧になってますか?