【simpo004】
佐藤:
 どうもありがとうございました。話題のIT講習会の実際のサンプル調査とはいえ、年 代別の受講者割合とか、男女別の割合とか、非常に興味深い数字がでていると思いまし た。この辺については2回目にまた議論を仕掛けてみたいのでよろしくおねがいします。

 それでは、野口さんよろしくお願いいたします。
野口:  よろしくお願いいたします。今までのお二人非常に具体的なお話しでしたけれども、 私の立場は少しグローバルな立場で、今後の日本とNPO、ITという切り口でどうなんだ ろう、というお話しをさせていただきたいと思うんですよ。シニアって何歳からなのか 私分からないんですが、二千十何年に25%がシニアに入る、これ日本にとっては大変 大きな問題ですね。
 問題はね、この25%の人たちが実は素晴らしい知恵をもっている人たちなんです よ。簡単に言えば昔おばあちゃんの知恵袋って言ったでしょう。今の若い20代の人が いくら頑張ったって、みなさんが今まで伊達や酔狂で65歳まで生きたわけじゃないで すよね。そこで持ってきた知恵とかすごいわけよ。

 それをどうやって将来の日本に活用 するかっていうのは大変大事な問題なんですね。ただひとつ大きい問題があるわけです よ。我々はリアルの世界で絶対的な力を持っている。しかしインターネットを始めとす るIT革命の中で、新しいバーチャルの世界がでちゃった。

 このバーチャルの世界ってい うのは実は大した知恵はないんです。問題はね、リアルの世界にある知恵をどうやって バーチャルの世界で使うかという方法論が無いとトータルで生きないんですね。それが まさにITなんですよ。そういう立場でITの問題を考える。
 いわゆるデジタルデバイドという問題があるけれど、それはあくまでも表面の話。あ なた方は絶対的にすごい知恵を持っているんです。この知恵を活用することが大事なん だろうと最初に申し上げて、最初のスライドに入りますが、ただもうこのスライドにあ りますように、革命というのは必ず犠牲者がでます。

 これはフランス革命を問わず、ロ シアの革命もそうでした。ITもそうなんですよね。その犠牲者は一体なんであるか。そ れは残念ながら新しい技術に追いつかない人ということになるわけですね。
 そうは言っても実際要するに新しい社会の中で簡単な読み書き算盤みたいなことをす ればいいわけですから、それを教えればいいわけですよね。それは国がやり、あるいは 県が市がやるわけですけども、それじゃだめなんですね。NPOなんですよ、これやるの。

 今回、田中真紀子さんと鈴木なんとかさんの間でバトルがありましたけれども、これは まさにNPO問題なんですね。アフガン問題の中で一番はっきりしたのは、これは政府の あれではなくて、NPOなんですね。ITの世界における新しい革命を引っ張って行く一番 大事な支援団体は、まさにNPOでなくてはならないってわけなんですね。
 そうは言っても、ここではリアルとバーチャルの問題を考えてみたいと思いますけど も、次のスライド出してください。

 これは実はリアルとバーチャルの世界ですね。私たちがお付き合いしているリアルの世 界のコミュニティっていうのは、せいぜい個人を対象にすれば百人とかまあがんばって も千人がいっぱいでしょう。しかしインターネットの世界でお付き合いする人数、これ はすごいわけですね。あっという間に千は目じゃない、百万一千万のコミュニティが あっという間にできますよね。

 これはもう皆さん、インターネットを経験された方は十 分に御存知と思います。このすごさなんですよ。この世界に入っていけばいい。これか ら皆さんによく理解していただきたいことは、このバーチャルの世界に入っていって、 それは大したバリアではない。その中で、皆さんの六十何年、七十年のキャリアを活用 することをやっていただきたい。
 次のスライドをおねがいしますが、これはまさにリアルとバーチャルの世界を行き来 する図を考えたわけですけども、改めてバーチャルの世界のすごさというものを一つの 絵でご説明しましょう。

 次のスライドおねがいしますが、一番分かりいいのは、高速道路なんですね。高速道 路の喩えで行くと、バーチャルの世界はどのくらいすごい社会的インフラがあるかって ことなんですね。ここにあるように、今私たちの実社会で、たとえば片道2車線、せい ぜい時速100キロで走ってるとしますよ。で、トラックの大きさがまあ10トント ラックぐらいだろうと。
 これが、インターネットのバーチャルの最新の世界に置き換えますと、片道これは間 違えております。千車線です、千車線。これで、時速十万キロで走るんですよ。十万ト ンのトラックが走ってる。これがまさにインターネットの世界たるバーチャルの世界の インフラでございます。これをどう活用していくかってことなんですね。

 まあこれが問題なんだと思います。それでね、時間もありませんので、次の次のスラ イドにまいりましょう。
 要するに問題は今お話ししたような状況で必ず犠牲者が出る。その人たちを我々はデ ジタルディバイドと呼んでるわけですね。そうはいっても、その人たちはどうしたらい いかということ、先ほどいったように、それを支援する組織はNPO以外にはないんで す。いくら県や市ががんばっても、まあお金は少し用意してくれましたよね、まあ今回 5億円使ったそうでありますけども、お金では動かないですね。先程の基調講演にもあ りましたように、それを支えているのはNPOの力であります。

 これをどうやってこれか ら新しい世代に向かって活用していくか。ここにありますように、対象はシニアの人々 かもしれない。あるいは家庭の人々かもしれない。それによって新しい社会が生まれて くるわけであります。
 まあこういうことですね、これから大いに頑張っていくような仕掛けを、NPOに頑 張ってやって欲しい。おそらく今までの経験ですけども、国がいっぱいお金を出します ね。新しい産業おこしに、あるいはいろんなことに。

 問題はね、それも大事なんだけど もっと大事なのは沢山のお金をNPOにつけなきゃならないんですよ。僕がみて一番税金 が生きる一番の方法は、NPOにもっと支援をすること。そしてのアクティベーションが、 NPOの行動をより活性化することが、大事なんじゃないかと思っています。
そういうことでですね、これから、シニアの方々とのNPO,とくにITに関する支援に関 して、頑張っていただきたいと思います。 同時に、今日前葉さんお見えになりましたけれども、2.5%の賃金カットで大変なよ うでございますけども、大いにこのNPOの組織に関しましては、より大きな支援をお願 いいたします。 以上でございます。