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タイトル:飛行船俳句会


5月例会作品

 高点句
 憲法を若しと思う花水木 孝史
 小魚の寄りくる足湯芙美子の忌 みつ子
 今日の手は花を掬う手花見山 裕子
 廃校の庭に花人集いける 丈夫
 血縁薄きわが庭先の母子草 富喜子
 卵白に我が息沈む花疲れ 陽子
 席題「蛇」「錆」(高点句)
 鉄線花錆びし金網のぼり咲き 泰生
 若葉していよいよ身の錆び暴かるる 秀子
 山楝蛇(やまかがし)魚拓さながら果てにけり 博司
 主(ぬし)と聞く蛇垣間見し伊久根林 多喜男
 おんな故性(さが)にそむけぬ蛇苺 元彦

6月例会作品

 高点句
 夏の山淋しきときは近くなる 孝史
 夏日傘斜目(はすめ)もの言う一会かな 元彦
 独白ですが豚海綿状脳症感染せり がまん
 B面は紫陽花の雫桜桃忌 陽子
 草むしる昔ばなしに終わりなく 秀子
 余花のもと一息入れるスキーヤー 博司
 花大根居場所知らせて咲き乱れ 富喜子
 席題「夏帽子」「地震」「百合」(高点句)
 山百合のそよぎ疎開子の記憶裡に 多喜男
 意味もなくただ微笑(えみ)深し夏帽子 元彦
 やりなおし利かぬ身に置く夏帽子 孝史
 手で掬い湧水飲む妻夏帽子 泰生
 羅(うすもの)の女ささめく百合コレクション がまん
 夏の地震(ない)われはさみしき不発弾 陽子
 

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