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| 高点句 | |
| 憲法を若しと思う花水木 | 孝史 |
| 小魚の寄りくる足湯芙美子の忌 | みつ子 |
| 今日の手は花を掬う手花見山 | 裕子 |
| 廃校の庭に花人集いける | 丈夫 |
| 血縁薄きわが庭先の母子草 | 富喜子 |
| 卵白に我が息沈む花疲れ | 陽子 |
| 席題「蛇」「錆」(高点句) | |
| 鉄線花錆びし金網のぼり咲き | 泰生 |
| 若葉していよいよ身の錆び暴かるる | 秀子 |
| 山楝蛇(やまかがし)魚拓さながら果てにけり | 博司 |
| 主(ぬし)と聞く蛇垣間見し伊久根林 | 多喜男 |
| おんな故性(さが)にそむけぬ蛇苺 | 元彦 |
| 高点句 | |
| 夏の山淋しきときは近くなる | 孝史 |
| 夏日傘斜目(はすめ)もの言う一会かな | 元彦 |
| 独白ですが豚海綿状脳症感染せり | がまん |
| B面は紫陽花の雫桜桃忌 | 陽子 |
| 草むしる昔ばなしに終わりなく | 秀子 |
| 余花のもと一息入れるスキーヤー | 博司 |
| 花大根居場所知らせて咲き乱れ | 富喜子 |
| 席題「夏帽子」「地震」「百合」(高点句) | |
| 山百合のそよぎ疎開子の記憶裡に | 多喜男 |
| 意味もなくただ微笑(えみ)深し夏帽子 | 元彦 |
| やりなおし利かぬ身に置く夏帽子 | 孝史 |
| 手で掬い湧水飲む妻夏帽子 | 泰生 |
| 羅(うすもの)の女ささめく百合コレクション | がまん |
| 夏の地震(ない)われはさみしき不発弾 | 陽子 |

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