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タイトル:あしかび短歌会


11月・12月歌会の作品

来し方の秘事をおさめし袋棚振り返らぬと施錠せしまま
小町
只一度映画を共に見し君の訃報に接す秋雨の夜 逸朗
秋霖の街に足止めていくばくの硬貨を落すあしなが募金に 直枝
佇みて父と娘が見る十三夜脈々と打つ時空の世界
この秋も力尽くして色染めし木の葉ひとつひとつ散りゆく 葦乃
太き蠅を女郎蜘蛛からめ食べている吾が家の窓はひとつ修羅場に
恍惚とした平和はすでに地球からちりぬるを和歌となりにけるかも シン
冬近し芝草に立つカマキリの飛ぶ虫もなく孤独のあわれ いさむ
散居村の名残りは今も朝影の刈田に墓碑の群れて並べる 逸朗
変声期の少年の所作のあやふげに低き声もて吾にもの言ふ 直枝
かっきりと輝るのはシリウス天狼よと冬を語りし妻はどの星
高層階ノックもなしに鳩が訪ね網廻らして我冬籠もる 小町
駆け上り龍馬に急を告げしとうお龍偲びて踏む裏梯子 葦乃
黄金焼食みつつ思う昔日のものなき時代は夢の多かり いさむ
風の止まる一瞬ありて狼狽する間隙抜けてウィング走る シン

 あしかび短歌会では歌会の前段で短歌の基礎を学ぶため、北原白秋がその弟子たちに対して行なった指導の記録をまとめた本の読み合わせをしています。
 初心者の方でも気楽に参加できますので次の連絡先までご連絡下さい。
 ご連絡は「サロンわいわい一番町」 電話:022-217-0101 まで。
 

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