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| 鬱積の山倒壊し五月晴れ清々として気を漲らす | 章 |
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山なみを越えくる風に吹かれつつ巡るぶな林 |
葦乃 |
| 山里の田に水ひかれ蛙なく近づきゆけばみな黙したり | いさむ |
| 「このままでは巨額の赤字」説明を聞く我が脳は緑化してゆく | 逸朗 |
| この国が滅び去るまで粛々と父の日母の日子供の日続く | シン |
| 小満も過ぐるに季節定まらぬ五月の空にもらすため息 | 直枝 |
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白内障開放されて |
勤 |
| りんご園の花の奥より列なして迷彩服の自衛隊の来る | 葦乃 |
| 衣更えミニスカート自転車のヘッドライトに足浮きたちぬ | いさむ |
| 谷上る霧吹き飛ばし現わるる大王杉の雄々しく御座す | 逸朗 |
| 我が家にも荒野はありぬ十薬の花は今年も咲くつもりらし | シン |
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