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 あしかび短歌会四月歌会(盛岡吟行会・四月二四日)より。

家裁前石割桜眺めつつおしどり夫婦の誓い新たに            十符。

春爛漫 不来方城の石垣にスパイダーマンの手を振るを見ゆ     クウー。

時を経て復元された築地塀 志波城跡に岩手山光る          道子。

雪どけが馬を形どる栗駒山かすむ山野にもえたつ桜          いさむ。

雪を置き岩手山は青く立つ志波城塀をさがりにつけて         光子。

くれないにさっと開きし石割り桜 又逢たしとつぼみをあおぐ    愛子。

われ萎えて廃墟となるな ともに飲み短詩を読めよ読書を語れ   勤。

若者にケータイ短歌人気とう 捨てたものじゃない短歌の明日    逸郎。

石の上に己が花影揺らしつつ風を逝かしむ石割桜            葦乃。

不来方に再び春の巡りきて歌碑は歌えり十五の心            恭子。

みちのくの春は宜しき山白く青青と野は花盛り             一彦。

うつくしい石割り桜まだつぼみ石にはさまれ苦しかろうに       洋子。

重力にさからいながら浮遊する桜は啄木の如く悲しき         シン。

キラキラと光に映える残雪の彼方に聳える巌鷲山            俊秀。


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