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 あしかび短歌会十二月歌会より。

遠き世の旅人姿まざまざと奥州街道踏切を越える           一彦。

日一日母は弱れり痴呆にてどうしようと問う答う術なし        章。

なにげなく妻が呉れにし十年日記わが行く末を案ずるように     虚風。

Luxun(魯迅)さん今の中国突きましょう批判の槍の穂先を研いで   逸朗。

クリスマス孫等きたりてにぎやかに帰りて吾は茶漬け食べけり     いさむ。

万葉集はオペラなりとう本ありて遥けき言葉を今に享受す       葦乃。

焼酎のお湯割りにひとつ梅おとしくれない色のニンフを呑み干す    勤。

師走ほろ酔いなればアズナブールの歌声我が臓腑に染み入る      クウー。

ココナッツミルクたっぷり少年は戦争と平和に接吻をする        シン。


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