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| 焼夷弾同じ雲間の夏祭り | 元彦 |
| 絵手紙の紫陽花余白なきほどに | 多喜男 |
| やさしさが昼寝の形 |
孝史 |
| 船着場海月ふんわり裏返る | 泰生 |
| 茗荷の子近頃めがねのありどころ | 裕子 |
| 紫陽花の水を集めて水琴窟 | 邦夫 |
| 花南天雨滴纏いて華やげり | 丈夫 |
| パレットを洗い流して四葩なり | みつ子 |
| 水馬や雲乗り継いで外国へと | 秀子 |
| 更衣メガネに換えて電子辞書 | 博司 |
| 氷河期の細胞裂けて夕立かな | 陽子 |
| 愛はじけ蛍ばかりが守られる | 富喜子 |
| 綿飴は余生の感触夜店の灯 | 陽子 |
| 合いづちの疑心暗鬼やダリヤ咲く | みつ子 |
| 熱帯夜妻もチワワも隙だらけ | 元彦 |
| 安売りの朝顔へ水ねんごろに | 泰生 |
| 白靴が先頭を行く非核デモ | 裕子 |
| 頬被りした婆仕切る船溜り | 多喜男 |
| ペーロンや青海原に鬨の声 | 博司 |
| 炎昼や小陰ベンチで船を漕ぐ | 邦夫 |
| 青空へ徒手突き出せる夏休 | 孝史 |
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