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| 腰痛の一本もなき芽吹きかな | 孝史 |
| 美しき骨の姿やむしがれい | 裕子 |
| 風葬や午後の人体残桜に | 陽子 |
| 死ぬときは夢の続きぞ五月闇 | 元彦 |
| 踏切の音ながながと夕牡丹 | みつ子 |
| 雨やみて残桜しっかと艶とどむ | 泰生 |
| 残桜や私の句読点は昭和 | 多喜男 |
| 残桜に鳥かげを追う昼下がり | 博司 |
| 残桜の里鶯の声澄めり | 丈夫 |
| 春の水よろこび走る田圃畔 | 邦夫 |
| 喜々として透明な傘新樹光 | 多喜男 |
| 父の齢来て濡れている喜雨の中 | 孝史 |
| 喜々として仔犬駆け来る花野かな | 泰生 |
| 老鶯に七癖を聞く山路かな | 博司 |
| 青年や藤全量の揺れ抱いて | 陽子 |
| 白牡丹触るる老女の羞じらいや | 元彦 |
| 薄墨の熨斗袋抱き麦の秋 | 秀子 |
| 白玉や湯に浮き上がる幼き日 | 富喜子 |
| 胃の検査終えて事なし風薫る | 丈夫 |
| 夏の夜の喜劇悲劇は農水省 | 邦夫 |
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