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| 波音のかすかな辺り黄水仙 | みつ子 |
| 三代の首を浮かべし初湯かな | 丈夫 |
| 初日の出プリズムの中一人いる | とく子 |
| どっぷり |
郁子 |
| 鐘突けばずいとせり出す初日かな | 博司 |
| 冬銀河鳴き砂唖になっている | 元彦 |
| 教え子の海渡りきた初便り | 邦夫 |
| 帯解けば人日の月歪みなく | 秀子 |
| 冬の骨吊り下ろす音ビル解体 | 多喜男 |
| 「迎春」の貼紙の家留守でいい | 孝史 |
| 淑気満つ空の蒼茫北の海 |
泰生 |
| 寡黙にてすき間だらけの街二月 | 多喜男 |
| 指の血はかすかに甘し風邪心地 | 陽子 |
| 齢なりに素直になれる冬の雨 | 孝史 |
| 冬の雨渇きを知らぬ少女群 | 元彦 |
| 所在なく顔突き合わす冬の雨 | 丈夫 |
| 暖冬や直角形になれずをり | 裕子 |
| 心地よき徳利の音バッケ味噌 | 泰生 |
| 目も口もながら族して毛糸編む | 邦夫 |
| 托鉢の袖湿らせる冬の雨 | 博司 |
| 紅色のレッグウオーマー冬の雨 | みつ子 |
| 涯の世は空と決めたい春巡り | とく子 |
| 冬の雨雑踏に人上向かず | 秀子 |
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