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タイトル:飛行船俳句会


5月例会作品(高点順、席題「煮」を含む)

 郭公や指でたしかむパンの生地 みつ子
 夕照りの棚田に余花の散らふなり 潔子
 花の下おでん煮る娘の爪赤き 郁子
 春潮や血圧計の穏やかに とく子
 老いて染むピカソの青や蕗を煮る 陽子
 生き生きと菫も鎮座す骨董市 元彦
 無人駅満ち賑わうや八重桜 邦夫
 靴底に連れて帰りし桜蕊 丈夫
 夕桜少年煙草吸い来たる 孝史
 涙とはかくあつきもの花の道 裕子
 結局は捨てきれぬまま更衣 洋子
 田螺煮る母の笑顔がぼやけおり 富喜子
 筍を煮んとて[あく]を作る妻 泰生
 

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