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デジタルカメラを考える(2)


              平成11年8月7日 PC研究会報告資料
                           緑川 斐雄


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■ デジタルカメラの種類は?

 デジカメの性能を表す言葉として画素数、CCDの大きさ、メモリのサイズがあり、 それぞれ大きくなるにしたがって価格が高くなります。

画素数 25、35、80、130、150、200〜220万画素と分かれます。HPやメールに使うなら25万画素で充分、はがき印刷をするなら80万画素は欲しい、A4サイズ印刷なら200万画素以上必要です。
CCD フィルムの代わりにレンズの後ろで画像を受け取るところで1/3インチ、1/2インチと分かれますが高級タイプは1/2吋が使用されます
メモリ 現在は殆どコンパクトフラッシュ(CF)とスマートメディアですがそのほかメモリスティック、フロッピーディスク(SONY専用)やフラッシュカードがありサイズの差(1.44MBから最大48MBまで)撮影できる枚数が変わるので出来るだけ大きいほうがベターです。また使用する電池の種類も使用時間を左右するファクターでもあるので注意が必要です。

 これまでで "道具としてのカメラ" についてぼんやりとご理解できたことと思いますので、次に画像処理をどうするかについて考えます

■ コンピュータによる画像処理

 写真のトリミングから始まって色合いの変更、さまざまな変形、合成(切抜きや背景を変えてしまうなど)が写真の暗室と異なり明るい部屋で自由自在に出来ることが大きな魅力でもありますが、それにはある程度の "画像処理ソフト" が必要です。

最高は adobe社の PhotoShop(売価9万円)が代表的ですが、アマチュアには重荷でもあり1万円程度のソフトがいろいろありますのでこちらで充分です。

 大伸ばしプリントするには処理技術とプリンター性能やインク特性などいろいろな問題もありますがここではHPや添付メールにつかう画像処理に限定して簡単にご説明します。

■ 画面上の画像サイズとファイルサイズ

 前述しましたがディスプレイで見ることを基準に考えるときは印刷するときと全く違った考え方が必要です。 画面サイズが大きいとCRTからはみだすので表示を縮小するかスクロールしながら想像を含めて眺める必要があります。ファイルサイズが大きいと読み込みに時間が掛かりすぎてイライラがつのります。最悪は拡張子が合わなくて表示できないと言うことまで生じます。これらのことを考慮に入れて何に注意してどのように扱うかについて考えます。

 正確には難しい面もありますので、乱暴ですが私のこれまでの経験から独断と偏見で最良の方法は何かについてご説明します。

■ パソコンで扱う画像データ

1.画像のファイル形式(拡張子の問題)

 デジカメでは殆どの機種でファイル形式に " .jpeg(jpg)" を採用しておりますが、中にはカメラメーカー独自の拡張子による画像圧縮を採用しているケースもありますので jpeg 圧縮を採用しているメーカーの製品を選択する方が手軽です(変換処理を不要にしたほうが扱い易いーメールに添付してもブラウザで表示可能です)。

 カメラには撮影のときの解像度(画質)設定機能があり ノーマル、ファイン、スーパーなどと区分されますが画像の圧縮率を示しておりますのでノーマルを指定します(撮影枚数が増えて電池は長持ちします)。

HPに使用する画像は256色に減色した .gif を使用するのが一般的です。

2.表示サイズの問題

 PCはデスクトップなら15インチが一般的でノートPC(11から14インチ)の人も多いと思いますので画面設定は640×480ピクセルを最大画面と考え添付メールの画像サイズはこれ以下にします。HPに使用するときには180×120ピクセル程度がベターと考えられます。

3.データ容量の問題

 画像のファイルサイズはテキスト(文字)と異なりかなり大きくなっています。最近売れ筋のメガピクセルとよばれる100万画素クラスのデジカメできれいな画像を希望して画質ファインで撮影すると1枚の画像が640×480ピクセルで300KB位になります。

これをメールに添付すると送信及び受信に10分もかかるため相手に嫌がられることになります。(最高画像ではjpgでも1MB程度となります)

メール添付画像は jpg 形式で50KB以下に圧縮しましょう。

HP貼付画像は gif または jpg 形式で10KB以下にしましょう。

■ 写真プリントするには

 これまでPCのディスプレイ上で取扱う画像の場合を考えてきましたが鑑賞用の大伸ばし写真を自分で仕上げるとなりますと、これとは比べ物にならない程大きなデータが必要となります。A4サイズに出力するためには最低条件として次の通りとなります。

 1.使用デジカメは最低200万画素の高級カメラ(フィルムカメラであればAPSや

   コンパクトカメラでもOKですがスキャナーによるデータ変換が必要です)

 2.画像サイズは1024×768ピクセル以上(出来れば2000×1500ピクセル)

 3.データサイズは jpg なら1MB,出来れば圧縮なしの tif で5MB以上欲しい

いずれにしても手軽に使えますが、奥は非常に深いとご理解下さい。

この次はカメラ選びや撮影テクニックについて考えます

デジタルカメラで写真を撮ろう

■ 何を撮るの? 何が撮れるの?

これまで難しいことばかり言ってきましたがなんたって結果が欲しいですネー

どんな撮り方が出来るの?

フィルムカメラとどう違うの?

考えながら撮るのはイヤダヨ〜〜

 1)とにかくシャッターを切りましょう。

   全てのカメラ(デジタル、フィルムカメラの別なく)はシャッターボタンを押せばキレイな写真は撮ることが出来ます。

 2)デジタルカメラを特別なものと考えないで下さい。

 3)思ったように撮れなかったものは覚えておくように。

 4)100枚以上の写真を撮った後で一度振り返って見てください。

 5)デジカメの苦手な撮影もありますので、これを理解してください。

■ デジカメはフルオート

 基本的にシャッターボタンを押すだけでキレイな写真が撮れます。

 1)被写体の距離合わせと明るさはシャッターボタンを半分押したところで設定されますが、押す力が強すぎる(速すぎる)とオートが追いつかないのでユックリと押すようにします。

 2)中級カメラ(だいたい五万円以下のもの)までは焦点距離がワイド気味になっているので、1歩被写体に近づいてシャッターを押す(被写体を大きく見せる)とキレイ結果が得られます。

 3)ズームの付いたカメラでは更に効果を出せるようコンバージョンレンズ(望遠又はワイド撮影効果が得られる)が発売されていることが多いのでカタログで付属品(オプション品)を確認しましょう。

 4)基本的にデジカメはPCのディスプレイで見る(見せる)ためと考えて、プリントすることは考えないほうがベターです。(プリントするならはるかに安いコンパクトフィルムカメラやレンズ付きフィルムで撮ったほうがキレイに出来ます。

   役割分担を考えることが上手な使い分けといえます。

 5)多くのデジカメは液晶ディスプレイを付けてますが、撮影結果をモニターするもので、撮影するときはビューファインダーを使います。(ディスプレイを見ながら撮るとカメラの構え方からカメラブレが生じやすくピンぼけ写真となるケースが多く、電池消耗も激しくなります)

■ デジカメの性能を上手に引き出すために

 1)何度も言いますが、デジカメはディスプレイで見る(見せる)ことを主眼に置く。

 2)プリントするのははがき半分の大きさまでと割切ります。

 3)画像ソフト(アプリケーション)は安いもの(5千円から1万円程度)を何か1つ用意してください(伝送、プリントに拘らずさまざまなレタッチが可能です)

 4)前項の条件ではファイルサイズが小さくて済むため全ての面でストレスなく、また気楽に扱うことが可能になります。

 5)PCに取り込んで見たとき、ファイルサイズは50KB程度、画面サイズは640×480ピクセル(15インチのディスプレイで画面いっぱいになるサイズ)、拡張子をjpgに変換しておく(伝送したとき誰でも受け取れます)、解像度は72dpi(dot per inch)(ディスプレイでの識別限界)に設定しておいてください。

 6)積極的にメール添付して他人に見せることによって自信がつきます。もちろん送信メールを自分で確認することで出来映えを確認することは大切です。

 7)ディスプレイ上の画像が思いどおりになったらプリント画像に挑戦しましょう。

   画像プリントはこれまで申し上げたこととは大きく変わり、画像データは大きくて重たくて扱いにくいものになります。

    ・ カメラが100万画素以下であればはがきサイズまで

    ・ カメラが200万画素ではA4サイズまで引き伸ばせます

    ・ A4サイズ以上に引き伸ばすならフィルム画像をフィルムスキャナーで取り込んだデジタルデータで印刷したほうが楽に処理が可能です

 8)とにかく体験することが何にもまして理解を深めることになります。失敗を恐れず挑戦してみてください。その結果でいろいろご相談にお答えすることが出来ると思います。

 これまでDP屋さんまかせになってたものが、自分で思いどおりに仕上げることが可能となり、費用も気にならないほどのリーズナブルです。

   みなさんの中からPCにおける画像処理に興味を持つ方が一人でも出でくることを切望致します。

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