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報告「あめりか・日本・NPO」
オリンダで。低所得者向け住宅

 伊藤寿朗さんの報告にもあった「オリンダ学習センター」を訪問しました。アン・リクソンさんの秘書ローリー・ファステンフェルドさんに車でホテルに迎えにきてもらいました。通訳をお願いしたサンフランシスコ在住のフリージャーナリスト岡部一明さんと一緒です。

 
オリンダ学習センターのある低所得者用住宅
 ホテルのあるオークランドから大体、車で20分ぐらいで、オリンダという街に着きました。一見、マンションのような集合住宅が見えてきました。150戸の低所得者向けの住宅です。教会が土地を寄付し、米国連邦政府とオリンダ市のプロジェクトとして4年前に建設されました。運営は民間企業に委託されており、5人のスタッフが住宅の管理、補修などに従事しています。

 居住者の平均年齢は78歳で、最高齢は99歳。170人が生活しています。25人は身体の不自由な人達です。連邦政府の助成があるので、入居者は収入に応じて3分の1を払えばいいそうです。これまでにこうした施設をいくつも見てきました。低所得、高齢、身体的なハンディなどの、いわゆるマイノリティー(少数者)の人たちの暮らしに、例えばコンピューター教室のような仕掛けを組み合わせるのが、ひとつの手法になっています。規模が大きいものになると、シニアセンターを併設し、入居者のためにボランティア参加の機会をつくり出したり、支援が必要な人には、支援の手を差し伸べるようになっています。

 オリンダの学習センターは、その典型的な事例とも言えます。女性のマネージャーさんは「コンピューターを習うことは高齢者の頭の働きを活発にする」と話し、入居者が習ったワープロで作成した施設の会報を見せてくれました。入居者は無料で受講することができ、入居者の半数ほどはコンピューター教室に通ったことがあるということでした。

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