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報告「あめりか・日本・NPO」
バスがなぜ気に入ったか

 今回は毎日バスに乗って動いていました。郊外は料金体系の違うバスも走っていますが、市内なら1ドル(105円)払うとどこまでも乗ることができます。しかも乗り換え券で2回まで乗り換え自由。BARTの駅で手に入れたバスの路線図があれば、初めての人でも移動することができます。通りの名前が必ず表示されていることが重要です。

 路線図もよくできていて分かりやすいので、「BARTの○○駅から5番のバスで○○通りの近くで降りる」と教えてもらえれば、まず間違うことはありませんでした。BART、バスなどの公共交通機関を利用すると、市民の日常生活に近いところを旅することができます。いろんな人がいて(あたりまえですが)、いろんな表情があって、親子や夫婦、恋人同士、子どもだけのグループなど、みんな私と同じ普通の市民です。

 アメリカという国について、日本ではやたら「危ない」イメージが流布しています。実際、特に大都市では、明らかに危険な地域が存在するし、日本で聞くニュースにも物騒な話がたんとあります。アメリカが「危ない」という印象をわたしたち日本人が持つのはやむをえないことです。日本人が無防備すぎるとお指摘もおそらく事実に近いでしょう。

 今回、お世話になったJUCEEの事前資料の中に「アメリカは危ないと、無責任に言う人の言葉を間に受けないでください。私たちの大好きなアメリカにはいいところがたくさんあります」という、表現がありました。広大なアメリカではなかなか難しいことではあるのですが、できれば公共交通機関を使うことで、彼らの大好きなアメリカを実感としてとらえることができます。

  BARTの駅は大体、地下にあります。長いエスカレーター、階段を使います。ある日の午後、乳母くるまを押してきた若いおかあさんがあかちゃんを脇に抱え、右手に乳母車をさげてエスカレーター降りようとしてました。「手伝いますか?」「お願い」。こんな自然な会話があって、エスカレーターの途中、話しているうちに、近くに吉野家の牛丼があることを教えてもらいました。このようなときの私の英語はよく通用します。

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