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デンヴァーの風  その31 今年のハロウイン 秋山晃通


【日米シニア井戸端会議 関連特集】
 米国コロラド州デンヴァーの秋山晃通さん(74)からエッセー「デンヴァーの風」が届きました。秋山さんは、シニアネット仙台運営しているシニアのための電子メールコミュニケーション「日米シニア井戸端会議」に参加しています。エッセーは不定期で続きます。

放課後のクラスで
仮装孫娘3人
校舎の隅で

 デンヴァー市郊外の10月は、ハロウインを楽しむための品物がマーケット全体を彩り、街路樹も庭の樹木も見事な紅葉でした。

 今年のハロウインナイトに対する小学校の対策が、前例の無い方法を実行しました。子どもたちが寒風の夜、一軒一軒訪問してキャンデイーを乞うのは、世相の反映で事故が生まれる可能性が大ですから、当日の数日前に、学園は、放課後にパーテイーを開きました。

 十月中旬には、全校生徒のマラソン大会が催され、参加者全員にジャコーランタン用のパンプキンが配られました。親子が、大小のカボチャを刳り抜く情景は、実に微笑ましいものです。種子はオーブンで、かりかりにローストして食べます。

 今年の31日は日曜日でした。仮装の親子が、凍夜を歩くのではなく、コミュニテーの会館ロビーが開放されました。暖房も完備されていて、諸事、安全に子どもたちは楽しんだようです。暗い街路を歩き、古い家などを訪問して、驚かされるハプニングも、子どもたちにとっては成人したとき、ひとつの思い出として貴重なものでしょうが、現代社会の流れには適応させなければならない事もありましょう。デンヴァーとロサンジェルスとニューヨークの違いも在るでしょう。

 米国社会微笑奇跡の一つ『グランマ・モーゼス』の絵画と生きざまを回想させられます。彼女がペインテングを楽しんだ頃は、現代と比べたら貧困、不便な社会でしたが、庶民日常生活における人々の心の触れ合いは、日米ともに、人の感性は豊かで、のんびりしていたと思います。懐郷や想い出を美化してしまうのは、私だけではないでしょうが‥‥。
(続く)
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