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デンヴァーの風  その19 つづまやかな正月だが 秋山晃通


【日米シニア井戸端会議 関連特集】
 米国コロラド州デンヴァーの秋山晃通さん(73)からエッセー「デンヴァーの風」が届きました。秋山さんは、シニアネット仙台運営しているシニアのための電子メールコミュニケーション「日米シニア井戸端会議」に参加しています。エッセーは不定期で続きます。

 明けまして おめでとうございます。本年も、よろしくお願いいたします。写真でご覧のとうり、私は、コロラドで初めての正月を迎えました。昨年の夏から、巳年生まれの健康な方と親しくなったのが幸いしたようです。彼女は、私(午年)のために"おせち料理"を、二日かけて作ってくれました。

 芽で鯛、黒豆と栗、数の子、蛸酢、たらこの烏賊あえ、昆布と、きんぴら牛蒡。関東風の、あっさりしたお雑煮もいただきました。日本酒とワインで乾杯しました。

 本棚の上に置かれた物は、彼女が20年ぶりに自宅の蔵で見つけた、日本製本物、漆塗りの一枚木板のお盆です。鶴亀と翁(おきな)媼(おうな)に松が金粉梨地の上に描かれています。その前に置かれているのは、夫婦河童の徳利です。

 その他、アンテーク・ランプ。七色変化に輝く水晶(電動ランプで)。三猿の御香うつわなどは、私が、むかしから愛していたもの。歳の功でしょうか、ささやかでも、新年の喜びを自分の小部屋に演出して、縁のあった人と共に、おたがいに助け合い、超健康で長生きすることを誓い合いました。

 私の娘も婿も、我々のフレンドシップを微笑みながら受け入れてくれました。二人の孫など、彼女と、すっかり仲良くなりました。なぜなら、料理も上手なうえ、子ども日本舞踊の先生だから‥。さきゆき、楽しみ満載の年明けとなりました。ともあれ、こういった事で恵まれ、新春を迎えることが出来たことは感謝につきません。

 元旦そうそう、自画自賛を、お許しくださいませ。愚痴や、沈んだ話よりは、まあ、よいだろうという寛容のもと、下手な正月漫才でもみた感じにしてくださいませ。 (続く)
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