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デンヴァーの風 その4 食事のこと 秋山晃通
【日米シニア井戸端会議 関連特集】
米国コロラド州デンヴァーの秋山晃通さん(73)からエッセー「デンヴァーの風」が届きました。秋山さんは、シニアネット仙台運営しているシニアのための電子メールコミュニケーション「日米シニア井戸端会議」に参加しています。エッセーは不定期で続きます。 |
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体調も、日毎に正常になりつつある。晩酌の量も加減してこそ熟睡できる。目覚めた時の感じが違う。まず寝床の上で、腹筋運動をしてから起き上がる。胃袋の覚醒は緑茶と梅干で動き出させる。Eメイルを点検してから、産経電子新聞を約1時間かけて読むのが、その日のスタートとしての習慣になった。午前8時ごろに孫が目覚める。
小鳥、小魚などの絵の印刷されている大小のボール箱からビスケットのようなものを、碗にいれてミルクに浸して食べる。この朝食は私から見れば不健康だ。
お爺の一声で習慣を変えられるものでもない。私は、もしかしたら3日間6食味噌汁を飲む覚悟で作ってみた。就寝前に大ポットに1.5リターの水をいれ、干し椎茸を数個と出し汁用花鰹をいれておいて、朝7時に、ヒーターのスイッチを入れ、煮沸している中に安カマボコ、豆腐、人参を犀の目にしていれる。煮詰めること6〜7分でおろし、とかして置いた味噌をいれて出来上がりだ。味噌汁の香りが、キッチンからリビングルームに流れる。娘は5年前に亡くなった母の台所雑務の少しは受け継いでいる。懐かしい味と香りに喜んだ。婿も好きらしい。白米のご飯をいれて食べる。孫は食わず嫌いだが、母親につられて、まずは豆腐から食べだした。妹の方はご飯が好きだが、姉の方は見向きもしない。娘は6年ぶりの日本食に、自分の幼少時の嗜好を思い出したようだ。
まずは、日本食に切り替える第一歩は成功したようだ。大柄な婿は、このままBBQやファーストフードを摂っていたら、50歳代で狭心症か脳梗塞に見舞われる。娘とて、私の家系では見たこともないように、太っているから油断できない。私が彼らの介護など、させられるかも知れないと想像すると、ぞっとする。
毎日、義務着けられたものはないので、約10年前に齧った俳句でもやるかという気になった。四季がロサンジェルスよりは、はっきりしていて日本と似ているが、ともあれ八州葦原の国ではない。ロサンジェルスで暮らし始めた時は、その広さ余裕に驚いたが、ここは大陸の高原だ。よりより広大の一言である。
裸子のジャンプしてをり渓の風 晃通
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