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なんでもシネマ(52) 出演者とともに成長「ハリー・ポッター」第6話「謎のプリンス」(D・イェーツ監督)が公開中だ。 20世紀末のイギリスを舞台に、魔法使いの血筋を引く少年ハリーが、彼の両親を殺し、世界支配をもくろむ魔法使いヴォルデモートとの戦いを通じて生きる意味を学び、魔法学校の友人らに支えられて成長していく姿を描いたファンタジー。英国のJ・K・ローリングが1997年から10年をかけて紡ぎ出した。 映画は第1話「賢者の石」が生まれた4年後から始まり、以後原作の発行を追うように「秘密の部屋」「アズカバンの囚人」「炎のゴブレット」「不死鳥の騎士団」と続き、今回となる。ハリーと復活したヴォルデモートとの宿命の対決が、佳境に差しかかる。 このシリーズはSFXを使って魔法の世界を視覚化したことも大きな魅力だが、何といっても登場人物が個性豊かに、しっかり描かれていることが一番だろう。 ハリーを演じたダニエル・ラドクリフ、友人ロンのルパート・グリント、お節介焼きの優等生ハーマイオニのエマ・ワトソンという、オーディションで選ばれた主要な3人は当時10〜12歳で設定とほぼ同年齢。実際の成長に合わせて物語が展開し、シリーズと共にキャストも観客も成長していくという希有(けう)な出会いになった。 ラドクリフは協調運動障害で学校生活が上手くいかず、学校外の生活を求めてハリーの役を射止めたそうだ。勇敢で思慮深いが頑固で、不満が募ると感情を爆発させるハリーを”はまり役”として演じている。第5話から大人びてしまったラドクリフを交代させようという話も出たが、代役が見当たらないこととと原作者の反対で最終章まで演じることになった。ロン、ハーマイオニ役も不動だ。 気懸かりな最終章「死の秘宝」は引き続きイェーツ監督で2部構成となり、来年11月と再来年8月に公開予定だ。それまでに、これまでの作品を見直してみては。魔法の世界が広がり、ひょっとすると自分で発明した呪文がきく?かもしれませんよ。(直) ![]() |
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