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なんでもシネマ(45) 帰ってきたインディトレードマークの帽子、革のジャケット姿で手にはムチ、インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)が19年振りに「クリスタル・スカルの王国」で帰ってきた。 「インディ・ジョーンズ」シリーズは1980年代、ハリウッド古典活劇のエッセンスを抽出、川下りやトロッコチェイスなどジェットコースター的アクションに加え、コミカルな味わいも魅力的で、ジョン・ウィリアムズの軽快なマーチ風テーマ曲とともに大ヒットした。 シリーズは製作総指揮ジョージ・ルーカスの連続活劇のアイデアに、「ボンド映画を撮りたい」と考えていた監督スティーブン・スピルバーグが賛同して生まれた。当初予定していた古典的二枚目トム・セレックがテレビドラマの関係で登板できず、ハリソン・フォードにお鉢が回ってきたのだが、結果的には最強のコンビとなった。 最新作は、前3作のナチスやインドの邪教と戦った1930年代から、現実と同じ19年が経過した1957年の米ソ冷戦時代が舞台。旧ソ連軍と、全能の知識をもたらすというクリスタル・スカル(透明な頭蓋骨)をめぐって争奪劇を繰り広げる。 65歳のフォードは確かに年取ったが、アクションをほとんどこなした上、シナリオが良くできていて、インディに感情移入しやすいことで、彼の実年齢を忘れさせる。今回の見所の1つが、インディの息子マット(「トランスフォーマー」で注目のシャイア・ラブーフ)の登場だ。第3作「最後の聖戦」では、父親(ショーン・コネリー)との確執と融和が描かれた。一人前と認めて欲しいインディに「ジュニア」を連発する父。聖杯に執着して危機に陥るインディに「インディ、聖杯はあきらめるんだ」と優しく声を掛ける場面は出色だった。そのインディがマットに「ジュニア」を連発するおかしさ。シリーズとはかくあるべきだ、と思 う。 古代の宝物をめぐる「ハムナプトラ」シリーズも第3作が8月公開だ。CGフル動員のこのシリーズは見終わった後の余韻に乏しい気がするのだが…。(直) ![]() |
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