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なんでもシネマ(24) やっぱり野球!楽天イーグルスが仙台を拠点に、今シーズンからプロ野球に参入する。ゲームだけでなく、ファンとの交流も重視した「魅せる野球」を目指すという。今やイチロー、松井秀喜らが米大リーグで活躍する時代だ。人気が下降気味といわれる国内のプロ野球、新風で輝きを取り戻してほしいものだ。 「それを作れば彼(伝説の大リーガー)が来る」という声を信じ、トウモロコシ畑をつぶして野球場を作るという「フィールド・オブ・ドリームズ」(1989年)は、信念を貫く主人公(ケビン・コスナー)の潔さと家族愛が爽やかだ。作るものが野球場だという点に、米国人の野球への思い入れを感じる。 同じ年の「メジャーリーグ」は実在チームをモデルに、経営陣の横暴に選手たちが一致団結、リーグ優勝を果たす物語。ありきたりな筋だといってしまうには、本格的なプレーや選手らの心情がうまく描かれ、引き込まれてしまう快作だ。日本でも大ヒット、続編2作には、とんねるずの石橋貴明も出演した。 少年野球チームの奮闘ぶりを描くのは「がんばれ!ベアーズ」(76年)。コーチ役のウォルター・マッソーと投手役のテイタム・オニールが光る。これも続編2作が作られた。 第2次世界大戦中には男性が戦場に駆り出され、代わって女子プロ野球が登場した。これをモデルにした「プリティ・リーグ」(92年)は、プロ=魅せるもの、に徹した女子選手らの力強いプレー、女同士の友情に、夫の戦死などの戦争の影も織り込んで飽きさせない。安易な国内タイトルは、作品に失礼だ。 異色なのは「タイ・カップ」(95年)だろう。大リーグで9年連続首位打者というタイ・カップ(1886−1961)の、晩年の姿をスポーツ記者の目から描いたもの。短気で人種差別主義者の彼は、実は若者育成に熱心だったという別の面も持っていた。トミー・リー・ジョーンズの演技が凄まじい。 90年代後半からは米国でも目立った野球映画はない。かの国でも野球の地位低下は避けられないのだろう。(直) ![]() |
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