シニアネット仙台 プロジェクトAチーム主催有志座談会
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プロジェクトAチーム主催有志座談会

報告書「日本型シニアセンター'98」

(13)プロジェクトAチーム主催有志座談会

        (平成11年1月23日・サロンわい・わい石名坂)

:ざっくばらに言ってしまうと…

 日本型シニアセンターの論議を進めていくと、シニアネットワーク仙台自体が、ネットワーク型の「日本型シニアセンター」であることが、次第にはっきりしてきます。プロジェクトチームAグループは、メンバーに対して簡単な記入式アンケートを行うとともに、シニアネットワーク仙台について、自由に意見を交換する機会として、有志による座談会を設定しました。

 以下は座談会で出た意見と、事前に有志に依頼したアンケートのポイントです。

  1)意見&コメント

       (○が意見、→以下がAグループのコメントです)

○連絡会が単なる報告会で終わっている

○連絡会議。名称がだいたい、おかしい。「グループ代表者会議」ではどうか。司会は交替で。

○運営委員会がもっと強いリーダーシップを発揮しないといけない。

○連絡会で報告が終わって、さあご苦労様でした。では、活動チーム同士、横のつながりを持ちようもない。終わったら、さあお茶でもどうぞ、ぐらいの雰囲気があってもおかしくない。

→20に上る活動チームの代表者による「連絡会」が月2回のペースで開かれているが、月1回の運営委員会で決まったことが報告されるだけに終わっているという指摘である。

 運営委員会の処理案件が多いため、連絡会への報告自体が概括的になりやすいことがまず要因として挙げられる。プライバシーが絡む案件、処理や判断に時間がかかるケースなどは、情報の開示自体がもともと難しい。運営委員会の問題処理能力の向上、連絡会とのコミュニケーション技術の向上が不可欠である。

 特に、運営委員会の対応に問題を感じた場合の対応は、連絡会の場で十分な協議を行うことが不可欠。NPOのリーダーとしての資質をどのように高めるかが、今後の大きな問題になりそうだ。

○会報の働きに問題がある

→会報の取材・編集は編集チーム3人が担当しているが、扱う記事の内容、掲載のタイミングなど、時間と体力に限界のある中での活動であり、問題は山積している。

 NPOは財政的に苦しい場合が多い。だが、事務所経費を縮減してでも、会報発行費用は捻出しなければならない。会報を通じたメンバーの交流のほか、今後、NPOに求められる「情報公開」の側面からも、自前のメディアを確立することは、必要不可欠である。会報がシニアネットワーク仙台唯一のメディアである以上、会報発行はすべてに優先して取り組まなければならない。その点が、編集チームだけでなく、すべての活動チーム、メンバーの共通理解になることが、第一の前提である。

○課題や懸案についても、情報を共有しなければ、一緒に悩むことにもならない。つながりを持とうにも、持ちようがないのではないか

○自分が活動の上で専門化してしまった。横のつながりもないし、シニアネットが抱えている問題といっても、全く分からない。

○情報がきちんと公開されないと、外部からいろいろ話が聞こえてくるのに、内部では全く分からないという、奇妙なことになってくる。私たちが信用されていないのだろうか、と感じてしまう。

→運営委員会と活動チームの関係の論議で出た指摘。NPOの日々の活動は、ありていに言って問題事例との遭遇の繰り返しである。問題の程度が大きいほど、問題解決に要するエネルギーが多くなるが、その場、その場で問題を抱え込むことからは、有効な解決策は見出せない。問題処理を開放系で行うことが、重要なポイント。運営委員会の懸案の内容が連絡会を通じて、常にオープンになっていることが、問題を共有できる唯一の手段である。問題処理をさまざまな場面で共有できるような仕組みを導入することが、会員同士、活動チーム同士の横のつながりの源になる、という考え方だ。

 組織体力の乏しいNPOは、限りあるマンパワーによって役割を分担する方向を採用することが多い。「分業」による責任と役割の明確化は、多くのNPOにとって自然組織運営であるが、責任と役割の分担が「情報の分断」につながことを回避しなければならない。

○事務局の有償性についても、本当に有償になるだけの価値があるのかどうか。また、お金には、金額に見合った仕事を、といった感覚を生み出す危険もある。有償性の再検討を。

→ボランティアとお金の問題は解決が難しい。シニアネットワーク仙台の場合も、事務局スタッフを有償にしているが、ボランティア精神を基盤とする組織の中に、有償スタッフと無償で参加する人が存在することは、理屈ではなかなか超えられない難しさをはらむことになったかもしれない。

 NPOにとって有償スタッフとボランティアの関係は、言わば当然の前提のように語られることが多い。だが、普段なら難なく通りすぎていても、「お金」の問題は、事が発生すると、当事者の意識の中にするりと入り込むすきま風のようなものであり、問題解決に余分なエネルギーを割かせることになりかねない。すべてのNPOが乗り越えなければならないテーマである。

○高齢者に対する食事サービスを、いったん始めたらやめられない。命をつなぐものだから。

○ボランティアの「自由さ」を尊重しなけれならない。ボランティアだからできること、ボランティアだからやってもいい、という考え方が重要だ。ただ、それを運営する側から見れば、「責任感」という点で、なかなか難しい問題ことも発生する。NPO法人化といっても、そのあたりを、十分に踏まえながら、論議を進めないと、大変なことになると思う。

○ボランティアをコーディネートする立場で言えば、継続されないことが恐怖。一日が終わって、きょうは面白かった。またやろう、という気持ちになってもらうにはどうしたらいいかを、常に考えている。

→ボランティア活動といっても、食事サービス、介護サービスなどの直接的な対人サービスの形をとるケースの場合、ボランティア組織としての運営のレベルを、より高い次元に持ち上げる必要がある。大勢のボランティアをコーディネートし、サービスを生み出すためには、ボランティアの自由さ、いい意味での気ままさが、逆に障害になることが多い。

 NPO法人化のための議論では、活動に事業性を持たせ、収益を確保するかに、ポイントが置かれる。その限りでは正しく、必要な観点である。そのために多数のボランティアの力をうまくコーディネートする仕組みを実現できるかどうかがかぎとなる。

 その場合でも「ボランティアだからこそ使命感を感じる」「収益とか、事業性とか言われて面倒な話になるなら嫌だ」といった声を、どのように位置づけるべきなのだろうか。

2)有志アンケート調査結果のポイント

○一部の人に負担がかかっている

○事務局と活動チームのコミュニケーションが不足している

○どこ行っても同じ顔

○無責任。棚ぼた会員が多い。

○楽しむつもりが何時の間にかチーフに。計画立案

○事務局の機能って何?

○シニアボランティアの生きがいを奪ったケースがあった

○全会員の意識調査を

○あと5人同じレベルの人がいれば

○サロン。実験の先に目的がないなら、やめた方がいい。

○会報編集、メンバーが足りない

○健康と若さの維持のために頑張る

○一人すまいのお年寄りが楽しめるような会に

○ボランティアでお世話した障害者の方からお金と手紙。感動

○若い世代に対応してもらえたら…

○パソコン教室。レベルの違いにどのように対応したらいいのか

○シニアのメンバーが自ら楽しむことを中心にすえたい

○シニア以外の若い人も誘って

○年齢の許す限りボランティアを

○労働はボランティア。交通費は必要経。

○活動チームの交流ができれば

○自分に時間内で自分役割分担をまっとうさせるのに精いっぱい

○横並びのボランティアのはずなのに、何時の間にか上下関係

○女性と男性が一緒に

○助成を受けた結果、一部の人が忙しい思いを

○気軽に立ち寄れる場を

○ボランティアが楽しく交流できる組織に

○情報が欲しい

○コンサート等のチケット割り当ては苦痛

○運営委員会の議事内容に不満があっても、その場では意見を言わない傾向

○事務局、代表、副代表の間で決定。結局、事後承諾になる

○何かやってくれ、という声はあっても、自分でこれをやるからという声がない

○男性はロマンに走りすぎる

○会員の参加しようという熱意が感じられない

○グループ内で好きなことをやっていれないいので、会全体がどうなると関係ない

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