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高齢化・NPOと情報化に関する調査
<ホームページの1(関連報告1)>

 シニアネットはインターネット上にホームページを持っています。インターネットは世界中に広がるコンピューターのネットワークです。最近では、わたしたちがごく普通に自分の机に置いているパソコンの一台一台が、インターネットにつながる環境ができています。

 シニアネットのホームページは出来てからまだ一年しかたちません。表現力や発信する情報の中身、情報発信の態勢など、まだまだ不十分ですが、市民活動とインターネットとの関係を考える上で、一つの参考事例になると思われます。

 二年前、ゼロからスタートしたシニアネットがホームページによる情報発信の手段をみずから持ったことで、まず、いざというときにだれにも見てもらえる「情報誌」をインターネット上につくったのと同じ効果がありました。 シニアネットのホームページはクリーム色と茶色系統ののシックな色使いにしてあります。最近のホームページは、きれいなイラストや画像が動いたり、デザインも洗練されたものが多くなっています。その意味では、シニアネットのホームページは地味かもしれません。

 トップページにはサミエル・ウルマンの有名な詩「青春」の一節を引用しています。「年を重ねただけで人は老いない 理想を失うときに初めて老いがくる」

 ウルマンの「青春」は有名です。引用例も多いと思われます。「高齢化」という、たった一つのキーワードでつながった市民組織「シニアのための市民ネットワーク」が託すメッセージとして、大変な深みがあるように思います。

 世界中にホームページは無数にあります。政府や行政機関、新聞社、著名な財団法人、大手の企業などの「ビッグネーム」なら話は別ですが、ゼロからスタートしたシニアネットのような市民組織がホームページをつくっても、実は「大海の木の葉」に似た存在です。あるいは「砂漠に落ちた針」と言ってもいいでしょう。

 その中で1年間で延べ三千七百人がわたしたちのホームページにアクセスしてくれました。数字の評価は難しいのでやめますが、「ホームページを見た」と言って連絡してくるケースがさまざまあり、寄せられる声の一つひとつがシニアネットのネットワークになっていったことには注目したいと思います。

 国の機関や地方行政機関から問い合わせや資料請求がありました。時折、ボランティアや福祉関係の団体やグループから照会があります。雑誌や専門誌の記者がホームページを見て取材に来ました。時事短歌をつくり続けている関西の方が作品を寄せてくれました。それに触発されて短歌を始めた会員もいます。

 インターネットの世界ではアクセス数を競う傾向がありますが、市民活動の領域では、外部とのネットワークづくりにどう活用できるか、がまず重要です。さらにインターネットを使って情報発信することは、みずからの活動をコンピューターにデータベースとして蓄積することでもあります。書類に記録するのと違って、検索や再利用が容易な点がポイントです。

 もうひとつ、企業でも学校でもない、市民組織にとって「自己満足」が最大の敵です。インターネット上で情報発信することは、みずからの活動をさらけだしてしまうことです。多くの人々の「視線」にさらされている感じ。それが実は活動を相対化することにもつながります。インターネットの世界にまで自分のアンテナをしっかり伸ばし、わたしたちのホームページの存在をキャッチしてくれる人々がいる。そのような人々と、どのようなネットワークを組んでいけるのかが、今の段階では課題です。その意味でも単なるアクセス数の多寡が問題ではありません。

 最後に運営資金の確保に悩む市民組織がインターネットを使って収益活動ができたら…。今後のテーマになりそうです。

 シニアネット仙台のホームページのアドレス

   http://www.kahoku.co.jp/senior/

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