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高齢化・NPOと情報化に関する調査 (1)パソコン教室
習熟段階に合わせて2つのコースを設定した。講師は「シニアのための市民ネットワーク仙台」のメンバーと、その活動理念に賛同する外部の協力者。プロジェクト実現の過程で、外部の協力者とのネットワークをつくることを併せて目指した。
●パソコン体験ゆったりコース
内容:あくまでインターネットのホームページを見たり、パソコンインターネット通信を行いたい方のための初期講座です。パソコンの立ち上げ、終了およびマウス操作や簡単なワープロ(ワークス・ワード)の習得
定員:1コース4人、時間:午前コース(午前10時半ー)と午後コース(午後1時半ー)
料金:1コース3回で3,000円
●パソコン覚えるまでコース
○内容
体験コースまたは、シニアのパソコン教室を終了した方で復習を兼ねて基礎をマスターしたい方
定員:1コース4人、時間:午前コース(午前10時半ー)と午後コース(午後1時半ー)、予約制:1回90分。午前、午後各4人
○実績
参加人数 100人・日
参加講師 25人・日
●浮き彫りになった問題点
@画面のつくられ方、マウスを使った操作などに、高齢者を結果的に排除する要因が存在する。高齢者を「情報弱者」にしないためには、高齢者が使えるユーザーインタフェースを実現しなければならない。
A受講者によって、レベルの違いがあった。それを乗り越えながら研修を進めることには、予想をはるかに超えたエネルギーを必要とする。
Bパソコンを操作する上で、ローマ字入力は必須と思われる。研修では受講者のためらいも予想されたが、あえてローマ字入力を基本とした。その結果、研修の入り口で頭を抱える人も出た。個別の対応で問題をクリアすることができたが、今後の検討が必要。
ただし、入力方法を二通り準備するには、研修に必要なマンパワーがそれだけ余計にかかる。なかなか難しい問題である。
Cマウス操作に不慣れなため、不必要なところでクリックを繰り返す結果、複数のアプリケーションが立ち上がってしまうケースがあった。
Dウィンドウズの最大の特色である、複数のアプリケーションを同時に動かす機能が、高齢者にとっては、過剰な機能になることがよく分かった。ウインドウズの中に、「単機能指定」のような機能があれば、ベターかもしれない。つまり、ボタンクリックひとつで、単機能操作用に変われば、ワープロならワープロ、表計算なら表計算しか動かない機能があって方がいい。その他の余計なメッセージ、ボタンの類は、すべて見えなくなることも必要。
Eペイントブラシが好評だった。文字や絵が自由に書けて、色や大きさも変化する仕組みを体験することで、パソコンの可能性や楽しさを直感的に理解できたのではないだろうか。
F高齢者にとってのパソコン研修は、高齢者に特有のさまざまな問題が発生する。マンツーマンの指導にあたったボランティアにとっても、新しい経験の連続だったが、重要なのは「根気と忍耐力」。ビジネスベースのコンピューター教室では、対応できない分野であることを確認できた。
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