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* **American Society on Agingとの共同で実施した調査研究 *** (この調査に翻訳にあたっては、著作権を保有するAgeLight InstituteのCraig D. Spiezle氏の許可を受けています)
【背景】 シニアを対象にした多くのサービスが、投資、退職計画、社会保障、老人医療保険、更には、税金に関する情報サービスまでインターネットへと移行している。コンピューターが、シニアのコミュニティーを発展させ、創造性を高め、就職の機会を広げるエキサイティングな手段であることをシニア自身が理解できるようにする、つまり、「デジタル格差」を解消するためには、シニアのコンピューター技術に対する考え方と取り組む姿勢を理解することが必要である。 この調査目的は、シニア人口の中で、コンピュータの利用が特定の年齢グループにどのように広く行き渡っているかを測定すると同時に、シニアによるパソコン使用の習慣を知ることにより、コンピュータが、シニアの生活にどのような影響を与えるかを理解することであった。一方、この調査は、シニアのパソコン使用のパターンを理解することによって、行政やNPOが高齢者に対するサービスを開発・提供する際に不使用者が感じている幾つかの障壁を探り出すこともできた。 この研究では、新しくシニアを50-59歳、60-69歳、70-79歳の3つの年齢層に分けてデータを区分し、US全体の人口比に沿って調整された(注1)。新しい世紀に入り、世界の人口が高齢化するにしたがい、50-59歳の年齢層の人々は、「シニア」として区分されていないことが多いので、この調査では、50歳以上という「シニア」の定義をより正確に反映するため、この年齢層を区分した。
【データのまとめとそこから読みとれる内容】 コンピュータやインターネットを使用しているシニアは、インターネットを利用してオンラインの物品購入に費やす時間数が最大である。しかしながら、約76%のシニアは、必要性がないと言う理由でコンピュータを使用していない(注3)。 シニアが大きい割合を示すデータとしては、55才以上の人々が1998年第4四半期におけるコンピュータ購入者の23%を占め、これは1997年からみると150%の増加である(注4)。この増加の主な原因は、就職時の優位性、電子メール、およびインターネットを利用した情報アクセスなどの利便性に加え、1000ドルパソコンの普及と、パソコンの使い易さがより一層向上したことによる。 コンピュータやインターネットへ取り組む姿勢と利用状況には、シニアの中でも大きな違いがある。調査によれば、シニアは一般的に就職時や社会生活上の分野でコンピュータの有用性を認めているが、不使用者は、使用しない理由として「こわしてはいけない」という強い脅迫感を感じることと、コンピュータやインターネットがどのように役に立つのかが分からないことをあげている。60才以上の人々においては、このような姿勢が、コンピュータをこれまで使用しなかったり、学習する機会がなかったという結果に直接結びついている。 この調査は、和やかな雰囲気の中でシニアに適するカリキュラムを教えてくれるコンピューター教室がほしいというシニアの要求を、コミュニティーにおける組織・団体、図書館、そしてコミュニティーカレッジが、実現できる機会の極めて大きいことを示している。その上、コンピューター・リテラシーを広め、コンピューター技術へアクセス出来る機会を高めることにより、シニアがコンピュータの利用による多くのメリットを理解できるように、政府機関、非営利組織、および企業は協力していかなければならないことも示唆している。 【調査から分かった主な項目】
●利用状況 パソコンの利用パターン、利用目的、その結果としてのメリットは、年齢層によって大いに異なっている。パソコンの所有・利用の割合と年齢とは逆相互関係がある。例えば、50-59歳の人々は37%がコンピューターを使用・所有している。この割合は40-49歳と同じである。年齢が高くなると、パソコンの所有・利用の割合が低くなり,60-69歳では31%、70-79歳では16%、80歳以上では4%以下になる。
●パソコン利用の主な作業内容 ●1997年からの変化br マイクロソフト社が1997年初めに実施した調査と今回の調査を比較すると、次の点で大きな違いが見られる:
インターネットの利用拡大 ―― コンピューターを使用する第一の理由としてインターネットを挙げた人が13%から20%へ増加した。
●取り組む姿勢と認識
・・就職での優位性 これを年齢層に分けて見ると、50-59歳の82%、70-79歳の65%がこの意見に同意している。25,000ドルおよびそれ以上の収入を得ているシニアでは、コンピューター・リテラシーの重要性を認識する割合が81%に達する。 シニア全体の71%が、雇用主はシニアの採用に際しコンピュータ・スキルのあることを有利に判断すると見ている。そして,コンピューター使用者の77%がこの意見と同じであるが、不使用者の同意する割合は67%である。年齢層では、50-59歳が75%、60-69歳の69%、70-79歳では67%が同意見である。
・・個人生活 ? 社会生活上のメリット
・・トレーニング
・・学習への関心
・・コミュニケーション 自分の家族の中で一人以上の家族や、自分の親しい友人がコンピュータを使用しているシニアの85%は、コミュニケーションが重要であると考えている。
・・不使用 ◎ シニアの42%は、コンピュータを使用しない第一の理由に「こわしてはいけない」という一種の脅迫感を挙げている。 ◎ 不使用者の72%は、コンピュータやインターネットを使用したことがないにもかかわらず、必要性がないのでコンピュータを使わないと回答している。この回答と、回答をした人々の所得水準とは相関が見られない。また、この回答した人々は、自分以外の他の人々にとってコンピュータ・スキルは重要であると述べている。
・・サービス
【回答者の統計データ】
【集計・分析方法】
【より詳細なインフォメーション】
(注1) 当初、この項目で80-89歳の年齢層データも含める計画であったが、統計上意味のあるデータが取れなかった。
(注2) 50-59歳の年齢層は就業している割合が極めて高く、その結果、職場でのコンピュータ使用割合や,インターネット利用のメリットを享受している割合が高いので,この年齢層のデータを含めると「シニア」のデータを著しく歪めることになる。 |
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