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SeniorNetのページ

 シニアのための市民ネットワーク仙台のメンバーがSeniorNetのホームページを翻訳しています。SeniorNetの活動状況を紹介することで、日本におけるシニア世代のコンピューター活用環境をよりよいものにすることにつなげたいと思います。SeniorNetとの共同事業の一環で、翻訳・掲載にあたってはSeniorNetの許可を得ています。

1999年度年次報告書から(3)

シニアネット・オンライン・コミュニティ
【ENGLISH】


 シニアネットは、シニアをサポートするための活動的なオンライン・コミュニティを2つ持っている。一つはアメリカン・オンライン上にあり、キーワードはSeniorNet である。もう一つはワールドワイドウエブ(WWW)上で、アドレスは http://www.seniornet.org である。どちらも世代間の交流の機会を与えるとともに、シニアに協働で行う生涯教育の機会を提供している。

 シニアネットのオンライン・コミュニティは、シニアがコンピューターや情報機器を創造的、建設的に利用できるよう支援する。これらのホームページを通じて、シニアは今までの自分自身」の人生をふりかえるとともに、新しい考えを見つけて楽しみ、知識を広め、また自らの存在価値を問い直し、未来をともに予測し、社会に貢献することができるのである。

 このインターネットによって新しく得られた友情は、通信のやり取りやレジャー活動につながる。また交流や遊びの機会だけでなく、困ったときには仲間から支援とアドバイスを得ることができる。

 1999年に、シニアネットはウェブサイト上にエンリッチメント・センターという活動の場を設けた。そこでは50歳以上のシニアが、特に関心のある問題やトピックについて知識を深め、同時にトピックについてともに理解し、問題点を分かちあうことができる。現在、我々のウエブサイトで用意されているエンリッチメントセンターについて説明する.

<エンリッチメント・センター>
アメリテック社:ワールド・ウォーU・リビング・メモリアル

 アメリテック社のワールド・ウォーU・リビング・メモリアルは、シニアネットとアメリテックの発案によるもので、第二次大戦を経験した人々が若い世代に戦争の経験を伝える機会を提供する記念館である。ここでは、学生や他の人々が大戦参加者の体験を詳細に知ることができ、大戦が人々にどのような影響を与えたかを学ぶことができる。 

 「第二次大戦はアメリカ史上、特別な時代である」と、アメリテック戦略・連携担当役員のボブ・ベリーは言っている。「前線で闘い、銃後を守り、この戦争を生き抜いた偉大な世代のアメリカ人は、この世紀の歴史を記憶している生き証人である。アメリテックはこの忘れられない思い出を記録し、20世紀を生きた世代と彼らの遺産の上に生きる世代を相互に影響し合うよう支援することに喜びを感じ、誇りに思う」

 「これは20世紀を特徴づける出来事である第二次大戦を経験した人々が、その経験を若い世代に伝えるユニークな機会である。このプロジェクトが緊急を要する理由は、大戦経験者が年々少なくなっているからである。このプロジェクトを始められるのは歴史上、コンピューターやインターネットを使うシニアが増えている今、この時点をおいてはないだろう。」と、アン・リクソンは言っている。

 シニアネットとアメリテックは、これからの世代の人々が大戦当時の生きた情報を学ぶことができる当記念館に、「偉大な世代」の記録が確実に保存されるよう努力している。

<消費者教育センター>
 このエリアでは、多様な消費者教育に関する情報を提供している。現在は次の2分野に関する情報を提供し、討論会を行っている。

サウスウエスタン・ベル社:テレコミュニケーションによる迷惑メールと詐欺に関する情報センター
 当情報センターはシニアネットとサウスウエスタン・ベルの努力によるもので、迷惑メールと詐欺防止のための情報を提供している。この問題は、50歳以上の消費者に特に関心の高い問題である。

PG&E社: エレクトリック・リストラクチュアリング教育センター
 当教育センターは、エネルギー設備の再構築に関して、消費者が利用できる出版物、可能なサービス、選択の基準に関する情報を提供するために、シニアネットとパシフィック・ガス&エレクトリック社によって設けられたプロジェクトである。

 消費者教育センターは次年度、更に機能が拡大される予定である。

drkoop.com社: ヘルシー・エイジング・教育センター
 主要な戦略的活動の一環として、シニアネットはdrkoop.comと共同で、シニアに対し健康情報をオンラインで提供している。drkoop.comは、シニアネットのホームページとリンクしている共同名義のウエブサイトで総合的な健康情報を提供している。

メットライフ社:ソリューションズ・フォーラム
 シニアネットのサイト上にあるメットライフ・ソリューションズ・フォーラムは、1997〜1999年に実施された。その目的は50才以上のシニアがインターネットを通じて協力しあい,重大な国内問題や出来事について実際的な解決策を探ろうというものだった。

 このフォーラムへの参加者は、問題になっている分野の専門家である必要はなく,むしろ、重大な政治問題に取り組んでいく過程で、市民として進んで問題に対する見通しや自身の経験を表明するよう求められた。フォーラムは単なる「討論の場」としてではなく、参加者が現実の問題に対して創造的なアイディアや解決策を共同提案する場として設けられたものである。

 このフォーラムの結果はオンライン上で発表されると同時に、クリントン政権や議会,特定の問題に関連する機関といった政策立案者に送られた。

 1997年から1999年前期までに,次の5フォーラムが設けられた。
・ これからの高齢者を対象にした医療保障制度(メディケア)について
・ 幼稚園から高校三年までの教育改革について
・ 上手に年をとるには
・ 子供たちの保護と支援:インターネット・オンライン・サミット
・ 死について
1999年11月,連邦政府行政管理予算局のOMBウオッチは、1999年の科学技術賞非営利情報革新部門賞をメットライフ・ソリューションズ・フォーラムに授与した。

チャールズ・シュワブ投資教育センター
 典型的なウェブサイト・サーファーはどんな人だろうと考えるとき、1940年代より前の世代の誰かを思い浮かべる人はまずいないだろう。ところが驚くことに、オンライン上には1300万人をこえる50歳以上の人間がひしめいており、その数は急速に増えている。

 この流れを継続させるために、シニアネットは全米最大手のオンライン株式仲介企業であるチャールズ・シュワブ商会と提携を結んだ。

 「シニアネットとの提携は、あらゆる世代の個人投資家に、非常に有用で使いやすい手段を提供するという、わが社の絶え間ない努力を表すものである。あらゆる世代のアメリカ人は、これまでになかったような、新しく魅力的な方法で多くの情報にアクセスし,自分自身の財政を管理できるようになった。これはインターネットのおかげである。」と、チャールズ・シュワブ商会の創立者で、最高経営責任者の一人であるチャールズ・R・シュワブは言っている。

  協定では、主としてシュワブ社が投資プログラムや手段をシニアネットのホームページのエンリッチメント・セクションに準備する。投資教育センターは、基本的な投資情報とともに、特定の投資家に対する特別なプログラムを提供する。さらにシュワブはシニアネットと共同で,シニアネット学習センターを通じ、会員対象にウェブ投資セミナーを開催したり、投資情報を提供している。

 「目的がオンラインの投資や新技術を学ぶためでも,あるいはコミュニティを作るためでもかまわない。シニアネットとシュワブは、コンピューターやインターネットを生産的に使いやすくするような手段を共同で提供する。シニアネットの会員は生活の質を高めるための新技術を常に求めている。シュワブ社の総合的なオンライン資産管理計画と投資ツールは、この年代の人々にとって非常に貴重である。」と、アン・リクソンはコメントしている。

オンライン・ブック・クラブ
読む価値のある書籍について興味を深めるような会話をお望みならシニアネット・オンライン・ブック・クラブを訪ねてほしい。ブッククラブでは、古典文学から最近のベストセラーまでのあらゆる本を取り上げる。司会者のもとで活発に行われる討論は、知的で楽しい。さらに,この討論はオンライン上で行われるため、時を選ばず,いつでも可能である。

 シニアネット・ブック・クラブは、直接顔を合わせる年次集会も開いている。1998年にブック・クラブのメンバーは、ニューヨーク市でベストセラー作家のトーマス・ホービング氏を特別講師に招いて集会を開いた。ホービング氏は、かつて理事を勤めたメトロポリタン美術館の回廊を案内してくれた。そこは氏の著書「キング・オブ・ザ・コンフェッサー」の舞台になった所でもある。

 1999年11月にはシカゴで昼食会を開いた。この時のゲストは作家のスタッズ・ターケルだった。ブック・クラブでは、リビング・メモリアルの活動の一つとして、氏の著書「ザ・グッド・ウォー」を以前に読んでいた。昼食会では、有名な海戦写真家の未亡人であるハーマン・コーガン夫人も特別講演を行った。夫人の夫は19冊の著書を残し、ターケルの本の中でインタビューを受けていた。夫人は次世代のために残したいと、亡き夫が撮影した写真をリビング・メモリアルに寄贈した。

  

                                    


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